「腰痛」は、多くの人が一生のうちに1度は経験します。その原因はひとつではなくいろんなものがあります。わかりやすく例えると「腹痛」ならどうでしょうか？お腹が痛い原因は、食べ過ぎだったり、胃潰瘍だったり、食あたりだったりいろいろな原因がありますね？　腰痛もこれと一緒でいろんな原因があるのです。ですが、いくつかのヒントがあれば、腰痛の原因にたどり着けます。たとえば、痛みの原因（自分で思い当たる原因）、どんなときに痛いのか？　痛みが良くなる方法などです。　

痛みの原因

　・転倒、しりもち、転落、重い物を持った：　腰骨やせぼねの骨折（骨粗鬆症）

　・重い物を持った：腰椎椎間板ヘルニア

どんなときに痛いのか？

　・イスに腰掛けると痛い：　腰椎椎間板ヘルニア

　・立っている、長く歩くと痛い：腰部脊柱管狭窄症

　・朝布団から出る際に痛い：腰椎すべり症

　・原因なく突然痛みが来る：ぎっくり腰、その他（お腹の病気などの可能性があり。いたずらに不安をあおらないために、具体的な病名は避けますが、なかなか痛みが収まらない場合は病院にかかるようにお勧めします。）

痛みが良くなる方法

　・座る、しゃがむ、ショッピングカート：腰部脊柱管狭窄症

　・寝転がる：ヘルニア、狭窄症、骨折

それぞれの疾患についても説明していますので、詳しく知りたい方は読んでみて下さい。腰痛が有る場合、病院を受診した方が良いサインとしては「何もしていないのに突然激痛が襲ってくる」「夜間や、朝方の痛み」「下肢の痛み、しびれ、まひ」「大・小便がおかしい」「どんどん悪くなってくる」などがあげられます。心配なことがあれば遠慮なくご相談下さい。