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下肢(大腿、下腿、あし)の痛みとしびれ

大腿(太もも)、膝、下腿、足が痛んだり、しびれたりして病院を受診される方は非常に多く診られます。しびれと言っても何も特別なものではありません。私たちがよく経験する下肢の痺れは正座の時です。でも、何故正座でしびれるのでしょう?それは正座によって、脚の血管が圧迫されて血の巡りが悪くなるからです。そのために神経に充分な酸素が行きわたらなくなり、危険信号としてしびれるのです。同様に神経が長い時間圧迫されていても痺れが出ます。その代表例が「イスに座って足を組んでいたら膝から下がしびれた」と言う場合や「固い床にあぐらで座っていたら脚がしびれた」と言った場合です。これは神経が圧迫されたために痺れを起こしたものです。腰から来るしびれに、これを応用して「どんな場合に脚が痛んだり、しびれたりするのか?」を観察することにより、その原因がつかめる場合があります。長く歩いたり、立ち仕事でしびれるのなら、腰部脊柱管狭窄症(腰のところで神経が圧迫されている)、若しくは閉塞性動脈硬化症(脚に行く血管が詰まりかけている)が疑われます。イスに腰掛けると腰痛、下肢痛が出るのであれば腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。朝方に強くしびれるのであれば、腰骨がぐらついている=腰椎すべり症 など腰骨の建て付けが悪い症状かも知れません。このように、「脚の痛み痺れの増悪に、何らかの原因がある」場合は、まだ良いのですが、「特に思い当たる原因がないのに」「夜中寝てるときでも」「突然痛くなる」場合には、しっかりとした病院で検査してもらう必要があります。(参考:腰の痛みぎっくり腰

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