診察待ち、新患予約待ち、待合室の動画について
待ち時間って辛いですよね。わたしは以前、とある歯科に掛かりました。いつ呼ばれるのかなぁ−と思いつつ1時間待ちました。あの「キュイーン」という歯を削る音を聞きながらの1時間はかなり辛かったです。「1時間ってこんなに長いのか」と思いました。今の病院でも私の外来で3時間お待たせすることもあるので、反省しております。1時間でも辛いのに3時間は、、、これは何とかしなければ!と思っています。
クリニックを開設するに当たって「どうやって待ち時間を少なくするか」を 解決すべきテーマとして検討を重ねました。一番簡単な解決方法は「予約を取る患者数を少なくすればよい」ということです。ですがそうすると今度は「予約が入るまでの待機期間が長い」となってしまいます。待ち時間、予約待機期間、この相反する二つを同時に解決するにはどうしたらいいのかと、今頭を悩ませています。ですがどうにかして両方とも何とかして短くしたいと思っています。最初は「待ち時間 @@以内!」をクリニックのスローガンにしようと思いましたが、診て欲しい人を出来るだけ診察するようにする、という今のスタンスではそれは絵に描いた餅になります。いまのところ、「処置とか検査の時間を上手く振り分ける」「オンライン診療も活用する」ということで、少し効率化できるのではと考えています。さらに「待ち時間の苦痛を少しでも減らす工夫」として、待合室に「動画」を流そうかと思っています。自分の知りたい病気が動画で流れたら少しでも待ち時間の苦痛が紛れるのでは?と考えたからです。普通の病院は、待合室にテレビ番組を流していると思うのですが、WBCや甲子園などをやっているときはいいのですが、普通のテレビ番組では、見たい人と見たくない人がいるでしょうし、最近のうるさいTVでは見てるだけで疲れます。イケメンの出てくる韓国ドラマを見たい方も居るでしょうし、情報番組を見たい人、様々だと思います。病院の待合室でチャンネル争いもつまらないと思いますので、待合室のTVでは、病気のこと、治療のこと、クリニックのことなどを紹介したビデオを流そうと思っています。実は今日も、その撮影をやってみたのですが 感想は「これは思ったより大変だ」です。カメラに向かってひとりでしゃべってると、ふいに宅配便が届いたり、落ち着きがなくカメラから外れてたりで撮り直しになったり、何度も言い間違いだったりで、中々上手くいきません。普段TVのアナウンサーが、読み間違いをすると「このアナウンサー下手くそだなぁ!」とか言うくせに、いざ自分でやってみると、滑舌は悪いし、引っかかるし、言い間違いはするしでひどいありさまでした。それにもめげずに こんな感じで少しずつ「待合室の苦痛を減らすための動画」を作成しておりますので、受診の際(待合室)では是非「温かい目」で動画を見て下さい。クリニックがスタートしたら「スタッフ紹介動画」も作成したいと思っています。待合室で流して欲しい動画(どんな病気についての話が聞きたいか)ありましたら、クリニック始まったらリクエスト下さい。
動画作成こぼれ話:自分の話し声を客観的に動画で見ると「早口」だと思いました。自分では普段もっとハキハキとしゃべってるつもりだったのに、「語尾がはっきりしていない」とか、「目線が落ち着きがない」とか「滑舌が悪い」とか気になることだらけです。さらに自分の顔を見て「トシとったなぁ」とか、「余分な脂肪が。。」とかもう、こうなっては動画撮影どころじゃ有りません。本当にしわ隠しの化粧品買おうかと思ったくらいです。ということでプロのような動画作成はあきらめ、素人っぽさが味 ということで皆様にご理解いただこうかと思っています。クリニック待合室で診察順番が来て呼ばれたときに「もっと見てたかったのに〜」というようなシーンが発生しないかな。。。などと一人でにやけながら頑張って作成しております。
詳しい方にお願い:待合室動画の問題点のひとつが「音声をどうするか?」です。静かな環境で待ちたい方もいらっしゃるでしょうし、せっかくの動画なので説明の音声も聞きたい方もいるでしょう。本当は「Auracast」という新しい方法(複数の人が自分のイヤホンで音声を聞ける)を導入したいと考えていたのですが、どうやらクリニックのスタートにAuracastのスタートが間に合いそうもありません。何か良い方法思いつく方、いらっしゃいましたらぜひ教えていただけたら嬉しいです。